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Google Analyticsの設定方法をステップごとに解説


2025年1月9日 更新

目次
  1. Google Analyticsは、ウェブサイトのアクセス解析に不可欠なツール
  2. アカウント作成、プロパティ設定、トラッキングID設置などの手順で設定
  3. GA4はイベントベースのトラッキングに優れGTMを利用することでタグ管理が効率化

Google Analyticsは、ウェブサイトのパフォーマンスやユーザーの行動を解析するための必須ツールです。本記事では、Google Analyticsの基本的な設定方法をステップごとに解説し、活用のヒントや注意点についても紹介します。

Google Analyticsの特徴と必要性

特徴

Google Analyticsは、無料でありながら豊富な解析機能を備えています。リアルタイムでのアクセス数やユーザー行動のトラッキング、セッション数の推移などがわかり、マーケティングやサイト改善に役立てることができます。

必要性

自社のウェブサイトやビジネスを成長させるためには、ユーザーの動きを把握することが重要です。Google Analyticsを使用することで、ユーザーの動向を具体的に知り、サイトのパフォーマンスを向上させる戦略を立てることが可能です。

Google Analyticsのアカウント作成方法

ステップ1: Google アカウントでログイン

まず、Google Analyticsの公式サイトにアクセスし、Googleアカウントでログインします。

ステップ2: 新しいアカウントの作成

「アカウントを作成」ボタンをクリックし、新しいアカウントを作成します。アカウント名やトラッキングの設定が可能です。

注意点

アカウント名はわかりやすく、組織やサイト名に基づいた名前にすることを推奨します。

プロパティの設定

最新のトレンド: GA4プロパティ

現在、Google Analytics 4(GA4)が推奨されています。GA4はイベントベースでのデータ収集を重視しており、より詳細なユーザー行動の追跡が可能です。

プロパティの詳細設定

プロパティの名前、タイムゾーン、通貨などを設定します。これにより、収集されるデータが適切な形式で表示されるようになります。

応用編: プロパティの複数設定

複数のドメインやサブドメインを持つ場合、各プロパティごとに設定を行うことで、統合されたデータを効果的に管理できます。

トラッキングIDの取得とサイトへの設置

ステップ1: トラッキングIDの取得

プロパティを作成すると、Google AnalyticsがトラッキングIDを生成します。UA-XXXXXX-Xといった形式で表示されます。

ステップ2: ウェブサイトへの設置

取得したトラッキングIDをウェブサイトの<head>タグ内に設置します。WordPressの場合、専用プラグインを使用することで簡単に設置が可能です。

イベント設定でのユーザー行動追跡

最新のトレンド: イベントベースのトラッキング

GA4では、特定のイベント(クリック、フォーム送信、スクロールなど)をトラッキングすることで、ユーザー行動を詳細に分析できます。これにより、より効果的なマーケティング戦略の策定が可能です。

応用編: カスタムイベントの設定

カスタムイベントを設定することで、特定のユーザー行動やコンバージョンに関するデータを収集できます。これにより、ビジネス目標に基づいた分析が行えます。

コンバージョンの設定

ステップ1: 目標の設定

「コンバージョン設定」から目標を設定することで、ユーザーがどのようにしてコンバージョンに至ったかを追跡できます。たとえば、購入完了ページの閲覧を目標に設定することが一般的です。

ステップ2: 特定のイベントをコンバージョンとして設定

GA4では、特定のイベントをコンバージョンとして設定することが可能です。購入完了や問い合わせ送信など、目標に合わせたイベントを指定することで、精度の高い分析が可能になります。

Google アナリティクスで自分のアクセスを除外する方法

データの精度向上: 自分のアクセスが混ざると、実際のユーザーの行動を正確に把握できなくなります。

ノイズの除去: 自分の操作ミスやテストなどがデータに影響を与えないようにするためです。

除外する方法

大きく分けて以下の2つの方法があります。

1. フィルタ設定による方法

最も一般的な方法です。Google アナリティクス上で、あらかじめ設定した条件に合致するデータを除外します。

手順:
  • Google アナリティクスにログインし、該当のプロパティを選択します。
  • 左側のメニューから「管理」→「すべてのフィルタ」を選択します。
  • 「+ フィルタを追加」をクリックし、以下の情報を入力します。
    • フィルタ名: 任意の名前(例: 自分のアクセス除外)
    • フィルタの種類: カスタム
    • フィルタ条件:
      • 例1: 自分のIPアドレスを「除外」
      • 例2: 自分のユーザーエージェント(ブラウザの種類など)を「除外」
  • 保存します。
注意点:
  • IPアドレスは固定ではない場合があるため、定期的に見直す必要があります。
  • ユーザーエージェントも変更される可能性があります。

2. ブラウザ拡張機能による方法

Google Chromeであれば、「Google Analytics オプトアウト アドオン」という拡張機能を利用することで、簡単に自分のアクセスを除外できます。

メリット:
  • 設定が簡単
  • ブラウザを跨いで設定が有効になる
デメリット:
  • Chrome以外のブラウザでは利用できない

どちらの方法を選ぶべきか

  • 複数のデバイスやブラウザを利用する場合: ブラウザ拡張機能が便利です。
  • より細かい設定を行いたい場合: フィルタ設定がおすすめです。

その他

  • Google アナリティクス 4 (GA4): GA4でも同様のフィルタ設定が可能です。
  • スマホからのアクセス: スマホアプリによっては、アナリティクスをブロックする機能が搭載されている場合があります。

より詳しい情報

Google Tag Managerを使用した管理

特徴

Google Tag Managerを使用すると、複数のタグを一元管理でき、更新や変更が容易です。Google Analyticsのタグを含む他のタグも一度に管理できます。

具体例: タグの簡易追加

Google Tag Managerを利用することで、コーディングなしでタグの追加や管理ができるため、開発の負担が軽減されます。

よくある質問

Q1. Google Analyticsの設定は無料ですか?

A. はい、基本的なGoogle Analyticsの機能は無料で利用できます。ただし、より高度な分析が必要な場合には、Google Analytics 360という有料版も提供されています。

Q2. 設定がうまくいかない場合はどうすればいいですか?

A. 正しく設定できない場合は、Googleの公式サポートや専門家に依頼することをお勧めします。また、Tag Assistantなどのブラウザ拡張機能を使用してタグの状態を確認することも有効です。

まとめ

Google Analyticsの設定は、ウェブサイトのパフォーマンスを把握し、改善に役立てるための重要なステップです。トラッキングIDの設置からコンバージョン設定、Google Tag Managerによるタグ管理まで、正確な設定を行い、ビジネスに応じたデータを分析できるようにしましょう。



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